奥尻
男はつらいよ 第26作 寅次郎かもめ歌の舞台は、北海道の江差と奥尻島です。寅次郎(渥美清さん)は、江差追分の全国大会が開催されている江差へ啖呵売に行きます。そこでテキヤ仲間の一人が寂しく死んでいったのを聞いて、人生の儚さに深い哀れみを覚え、線香の一本もあげてやろうと奥尻島を訪れて、忘れ形見のすみれ(伊藤蘭さん)と出会います。



出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作」1980年 東日本海フェリー奥尻航路


2025年7月現在 オクシリアイランドフェリー

映画のカットは、当時奥尻航路を運航していた東日本海フェリーの「第二大函丸」です。現在の写真は、オクシリアイランドフェリーの「カランセ奥尻」です。






出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作」1980年 奥尻港


2025年7月現在 奥尻港

映画のカットは、奥尻港に入港する「第二大函丸」です。船名から分かる様に、元は大間ー函館航路に投入されていたフェリーが奥尻航路に転属し、使用されていました。現在の写真は、オクシリアイランドフェリーの「カランセ奥尻」です。
当時の白灯台は撤去され、さらに沖合の防波堤に設置されたと思われます。






出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作」1980年 奥尻港


2025年7月現在 奥尻港

映画のカットは、奥尻港に入港した「第二大函丸」からタラップを使用して乗客が下船している様子です。現在は、写真には写っていませんが、もう少し船の中央部からタラップを使用して下船します。






出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作」1980年 奥尻島 青苗地区


2025年7月現在 奥尻島 青苗地区

寅次郎(渥美清さん)は、奥尻島を訪れて、亡くなったテキヤ仲間の家を訪問します。当時は映画のカットの様に曲がった広い道路の先には、木造住宅が並び、さらにその先は青苗漁港でした。しかし、北海道南西沖地震の津波により甚大な被害を受けたことにより、付近は一度更地となり、津波に対する有効な対策として青苗漁港区域内に人工地盤が建設されました。






出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作」1980年 奥尻島


2025年7月現在 奥尻島

本カットは、寅次郎(渥美清さん)が、テキヤ仲間の娘のすみれ(伊藤蘭さん)に会うために、奥尻島内の水産会社を訪問するシーンです。水産会社の事務所は、リニューアルされていますが、当時のまま存在していました。(水産会社様の許可を得て撮影させて頂きました。)






出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作」1980年 奥尻島


2025年7月現在 奥尻島

玄関に出て来た初々しい「すみれ」(伊藤蘭さん)の姿が印象的です。






出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作」1980年 奥尻島


2025年7月現在 奥尻島

イカを加工していた工場も当時のまま存在していました。ただし、水産会社の方曰く、現在はウニの加工を行っているそうです。






出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作」1980年 奥尻島


2025年7月現在 奥尻島

右側の加工工場は、当時と比べ少し奥に延長されているかも知れません。






出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作」1980年 奥尻港



2025年7月現在 奥尻港

再び奥尻港のカットです。映画のカットは、東日本海フェリーの「第二大函丸」、現在の写真は、オクシリアイランドフェリーの「カランセ奥尻」です。






出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作」1980年 奥尻島 青苗地区


2025年7月現在 奥尻島 青苗地区

映画のカットは、再び青苗地区のテキヤ仲間、娘のすみれ(伊藤蘭さん)の家です。すみれのボーイフレンド貞夫(村田雄浩さん)が、オートバイですみれ宅を訪問するカットです。この付近は木造住宅が並び、さらにその先は青苗漁港でした。しかし、北海道南西沖地震の津波により甚大な被害を受けたことにより、付近は一度更地となり、津波に対する有効な対策として青苗漁港区域内に人工地盤が建設されました。
現在の写真には巨大な人工地盤が写っています。この人工地盤施設は、漁業者等が作業に従事している際、地震による津波が発生した場合でも、即座に高台へ避難する機能を兼ね合わせ、北海道開発局の設計・施工により、平成12年10月に完成しました。この人工地盤は、岸壁からの高さが6.2m、海面からの高さが7.7mあります。2325人の避難スペースを確保でき、多目的な機能を兼ね備える施設でもあります。1階の空間部は漁業従事者等の作業スペースとして利用され、防災機能だけでなく漁港との親和性にも配慮された施設となっています。






出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作」1980年 奥尻島


2025年7月現在 奥尻島

映画のカットは、再び水産会社の加工工場です。すみれのボーイフレンド貞夫(村田雄浩さん)が、オートバイですみれに会うために水産会社を訪れました。現在も右の事務所と左の工場は健在です。しかし、画面中央に新しい建物ができました。また、映画のカットでは海が見えていますが、今は新しい道路が通り、正面の建物が無くても直接海を見ることはできなくなっています。






出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作」1980年 奥尻島


2025年7月現在 奥尻島

すみれのボーイフレンド貞夫(村田雄浩さん)が、工場で働くおばさん達から冷やかしを受けるシーンです。工場はほぼ当時のままであることが分かります。






















男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 第26作